胃が痛かったり、お腹の調子が悪かったりした時に、自分で胃薬や便秘薬を飲む人は少なくないと思います。しかし、安易に薬を飲む前に、薬の飲み合わせを知っておかないと、症状が改善するどころか、かえって悪化させてしまいかねません。胃薬と下剤の組み合わせにも同じことが言えます。まず胃薬ですが、この薬は胃で作用するように胃の中で溶けるように作られています。下剤も同様に、腸で溶けて作用するように作られています。ところがこの2つを一緒に飲むと、腸で作用しなければならない薬が、胃で早く溶けてしまうことがあります。
本来、下剤は腸を刺激することで便秘を解消する薬です。それが胃の中で溶ければ、胃を刺激してしまいます。その結果、便秘薬の効き目が下がりお腹の調子が良くならないだけではなく、胃の調子も悪化させてしまうことがあります。では、胃腸の調子が良くなく、どちらの薬も服用したい場合はどうすれば良いのでしょうか。薬の種類にもよりますが、時間をあけて服用すれば、胃を荒らしにくくなります。もちろん、これらの薬の飲み合わせは自分だけで判断せずに、お医者さんや薬剤師さんに相談することが何より大切です。
普段から自身の体調や、服用している・または服用する可能性のある薬(特に売薬)を整理・把握し、複数の薬を飲む可能性がある場合は、症状の有無に関わらず事前に相談し、間違った薬の服用を避けなければなりません。胃の調子が悪い、便秘等は、私達が日常生活のなかで経験することの多い体長不良の代表選手です。それだけに、薬の服用時にも、それほど気にして飲む人は少ないようです。とりあえずそこにあった薬を、とりあえず飲んで症状を抑えるという風な、安易な薬の服用は実は危険なのだと、きちんと認識し、飲む前に確認する癖をつけるべきと思います。
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