胃が痛かったり、お腹の調子が悪かったりした時に、自分で胃薬や便秘薬を飲む人は少なくないと思います。しかし、安易に薬を飲む前に、薬の飲み合わせを知っておかないと、症状が改善するどころか、かえって悪化させてしまいかねません。胃薬と下剤の組み合わせにも同じことが言えます。まず胃薬ですが、この薬は胃で作用するように胃の中で溶けるように作られています。下剤も同様に、腸で溶けて作用するように作られています。ところがこの2つを一緒に飲むと、腸で作用しなければならない薬が、胃で早く溶けてしまうことがあります。
薬の服用は1日3回食後30分とよく言われますが必ずしもすべての薬において同じわけではありません。胃薬は胃の痛みを感じている時に服用すると胃の痛みが軽減できるのでとても便利な薬になります。そしてその胃薬は目的によって服用の方法が変わってきます。食前に飲むタイプと食後に飲むタイプは効能が変わってきますので入手する時には気をつけてみます。食前に飲むタイプの胃薬は弱ってしまった胃に対してコンディションを整えて食事をおいしくできることを目的とした薬です。
つい食べ過ぎてしまったり、気分が悪くなったときは胃薬に頼ってしまうことが多くなります。胃薬のなかには、様々な成分を分解できる消化酵素が含まれています。炭水化物などで胃もたれしやすいときに消化酵素が働きます。したがって、なるべく食後に飲むようにしましょう。また、胃薬の種類によっては消化酵素製剤という商品名で発売されたこともあります。色々な効果が得られるので私たちは市販薬でしっかりと健康管理をすることができるようになりました。