胃薬には、胃酸過多によるむかつきなどを解消するために胃酸を抑制するものと、胃の働きが鈍っていて食欲不振や胃のもたれなどを感じるため、胃の働きを良くして消化しやすくするものなどがあります。どちらの場合も効き目が出れば常用しやすくなるはずですが、薬である以上、使用上の注意を守って飲むことが大切になってきます。そして、よく効くからと言って、少し調子が悪いだけで飲むようになったり、食後など飲む時間が決められているのに、飲み忘れたり飲みやすい時間だからといって他の時間に飲むようになると、副作用が起こる可能性が出てくるので注意が必要です。
現代人は生活の中でストレスを感じることが多いと言われていますが、その状態を長く放置していると胃の不調を訴えるようになります。胃痛の原因が普段の食生活ではなく、神経的なものからあらわれる場合は日中を通していつとなく症状に悩まされると言われます。胃の悪い人にあらわれやすいのが、胸やけやもたれ、胃痛があげられます。ストレスから起こるそれらの症状に対しては、我慢をしても改善することがありません。仕事が忙しくて病院へもなかなか行けないという人は、市販の胃薬で解決を試みます。
病院を受診することなくつらい症状を抑えたり、改善できる市販薬は、常備していると非常に心強い存在です。ただ、服用方法をきちんと確認した上で正しく服用しなければ、効き目が実感できないことがあるのも事実です。たとえば、胃薬を服用するときは、原則的にお水で飲むことが大切です。その場にお水がないからといって、決して緑茶で飲んではいけません。その理由は、緑茶に含まれているタンニンが、お薬の吸収を妨げると言われているからです。